○武正公述人 青色申告につきましては、県の指導連あるいは全国の指導連が非常に積極的に運動いたしたのでありますが、成績が非常に悪いのであります。非常に煩雑であるということ、それから青色申告をいたしますと、むしろ逆に税が重くなるというような考え方がまだありますので、あまり普及しておりません。しかしわれわれといたしましては、そういう課税の問題よりも、農業経営の合理化という点から、たとえば記帳運動、これは実際
○武正公述人 全国指導連の武正でございます。ただいまより今次税法改正法律案に対し、農民的な意見を述べさしていただきます。 まず国税のうちの所得税について申し上げます。今次の所得税法の改正は、さきに臨時特例法により実施されました控除及び税率の改正を平常化するのだ、そういうことでありまして、国民の租税負担の合理的軽減が期待されるとのことであります。その御趣旨はまことにけつこうであるのであります。しかし
○武正公述人 最初の御質問にお答え申し上げます。昔の産業組合と現在の農業協同組合は、名前は違うけれども内容は同じだ、こういうお話でありますが、私はそうは考えておらないわけであります。と申しますのは、産業組合にいたしましても、明治なりあるいは大正なり昭和にかけて、その産業組合史を考えるならば、やはりその時代の資本運動というか経済運動に即応しで、その内容もかわつて来ております。それは別といたしまして、終戦後
○武正公述人 ただいま数字が若干違うではないか、こういうお話であります。はなはだ失礼でありますが、私、拙張の途中の汽車の中で、政府からいただいた予算案その他を取入れまして数字を出したので、そういつた点、もし間違いがあれば御了承を願いたい、さように考えております。
○武正公述人 ただいま紹介いただきました武正でございますが、素朴な農業者の公述としてお聞き願えれば幸いだと思います。 昭和二十七年度の予算案に対する意見といたしましては、何と申しましても終戦後の国家予算のうちで最も重要な予算であるとわれわれは見ておるわけなのです。それは私が申し上げるまでもなく、講和後の自立日本の国政の方向を裏づけておる。従つてこの予算のいかんが国民生活に直接、間接を問わず大きな影響
○公述人(武正総一郎君) 私は国の財政については専門家でもありませんので、その意を十分に表明することはできないかも知れません。併しながら農民といたしまして、更に農村の経済に最も重要な立場を占める協同組合の組合員として、二十六年度の補正予算につきまして公述をさせて頂きたいと思います。 今回の補正予算の一般会計の予算は、当初予算に比較いたしまして約三割に達する千八百二十五億円の財源が増加しております。
○公述人(武正総一郎君) 只今御質問がありましたのでお答えいたしたいと思います。 実はこの農業協同組合の再建整備に関しまして、この数日来全國の協同組合の会長会議なり、更に昨日は第三回の全國農業協同組合代表者会議を招集いたしまして、そこでいろいろ当面の問題につきまして決議いたしておるのであります。で、この中に劈頭掲げられておるのが、いわゆるやはり現在御質問のございました再建整備の問題でございます。本日一応
○公述人(武正総一郎君) 只今御紹介にあずかりました全指連の武正でございます。先ほどお話がございましたように、実際的には昨夜私のところに連絡がありまして、まあ今日公述人として出ろ、こういうお話でありました。従つて具体的な数字とかいろいろな資料をお手許に御配付いたしまして、十分農業者の立場からいろいろ御注文をお受けして頂く、そういう機会を得なかつたことを非常に残念に存じております。問題が抽象的になるかも